法雲寺からのご案内:弔い上げと年忌法要について

 

弔い上げは何回忌で行うものですか?」「法事は何年目まで続けるのがよいのでしょうか?」
近年、こうしたご質問を多くいただくようになりました。

一般的には、50回忌をもって法事を一区切りとする風習があり、それを「弔い上げ(とむらいあげ)」と呼びます。     ただ、これには地域や宗派による違いがあり、またご家族の考え方によっても大きく異なります。

三重県川越町の浄土真宗本願寺派 法雲寺では、年忌法要はご先祖や故人との大切な仏縁の場と考え、50回忌までのご法要を丁寧にお勤めいただくことをおすすめしております。

法事は「終える」ものではなく、「続いていくご縁」そのものです。年月を経ることで忘れていくのではなく、むしろ感謝の心が深まっていく。そのような思いを込めて、法雲寺では年忌のご案内を継続してお送りしております。

ご門徒の方から「もう弔い上げにしてもよいでしょうか?」とお電話をいただくことがありますが、当山ではあえてそのような区切りを設けておりません。特別なご連絡は不要でございます。ご案内を受け取られた際に、その都度、お気持ちを向けていただき、100回忌へとつなげていければと存じます。

法事とは、仏さまの教えを日々の暮らしの中に映す大切な行いです。家族や親族が顔を合わせ、心を通わせる時間は、仏縁だけでなく人と人との絆を深める機会でもあります。

どうか年忌法要を積極的にお勤めいただき、ご先祖や故人への感謝を、これからも大切にしていただけますよう、心よりお願い申し上げます。


よくあるご質問

Q. 弔い上げはいつ行うのが一般的ですか?
A. 地域や宗派により異なりますが、50回忌を弔い上げとすることが多いです。法雲寺では、50回忌までの法事をご案内しております。                                          当寺では100回忌へとつないでいただくご先祖様への感謝と願いをたいせつにしております

Q. 法事は続ける意味があるのですか?
A. はい。年を重ねて営む法事には、故人への感謝と仏縁を深める意味があります。お仏壇の前でひとり合掌することも、立派なご供養です。

Q. 法事の案内が届いたけれど営まない場合、どうすればよいですか?
A. ご無理のない範囲でご判断いただければ結構です。お電話などでのご連絡は特に必要ございません。


 

三重県川越町 浄土真宗本願寺派 法雲寺